「優勝してリモートビールかけをやりたい!」 好調千葉ロッテ・河合球団社長が語る「日本一への戦略」

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「ピンチはチャンスだよと...」

   2019年オフはFAで楽天から美馬学投手、ソフトバンクから福田秀平外野手を獲得。2020年シーズンへ向けての補強に着手した。

「FAはあくまでも手段ですので、目的にかなっていれば(今後も)FAの選手を獲ります。FAに参加すること自体が目的ではないので、今季の成績とチーム状況を見た時に、まだまだここを強化しなければならないというところが出てくればFAで選手を獲得しようという話になりますし、ここは競争環境が整っているからあえて入れる必要はないということも出てくるかもしれません。これは自分たちのチームの中でポートフォリオをどのように組むかという時に、一番稼げているところと補充しなければならないところと、育成していかなければいけないところ。ここを明快にしていけば選ぶ時も分かりやすくなってきます」(河合氏)

   2020年シーズンは新型コロナウイルスの影響で当初の予定から約3カ月遅れて公式戦開幕を迎えた。6月19日の開幕戦は無観客で開催されるなど、通常開催への道のりはまだ遠く、今シーズンは12球団いずれも大幅な収入減が見込まれる。

「2月にマーケティング戦略本部を作って新たなスタートを切りました。世の中を甘く考えていたと反省しているのですが、この時点でコロナのことをほとんど考えていませんでした。いざコロナウイルスの感染が拡大したらお金が一銭も入ってこない。一方で選手たちには費用がかかる。コロナ対策にしても消毒液だったりサーモグラフィーだったり新しいものを色々と入れなくてはなりません。だけど無観客ですからお客様からの収益はない。一番の軸となる観客収入というものがない。私がみなに言ったのは、これは大ピンチだけど、ピンチはチャンスだよと。他に稼ぎようがない時にどうするのだと。一番いい例がリモート応援チケット。新しい価値提供というのはこういうところではないかというのが見えてきて、これをもっとビジネス化するためにはどうしたらいいのかと。新しいビジネスの芽は見えてきました」(河合氏)
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