ぱおん・ぴえんは、「がっかり感」「脱力感」を伴った悲しみ
さて、橋本さんが使った「ぱおん」と「ぴえん」だが、橋本さんがこれらをどのような気持ちで使った可能性があるのか、J-CASTニュースはITジャーナリストの井上トシユキ氏に聞いてみた。
まず、一般論として井上氏は、
「『ぱおん』『ぴえん』は共に『悲しみ』の感情を表す単語ですが、あくまで個人的に感じる感触ではありますが、『がっかり感』『脱力感』を伴った『悲しみ』であるように感じます。ちょうど、一昔前にネット掲示板で流行った『orz』(くずおれる人)と似た感覚だと思います。なので、『orz』の次世代版と言えるのではないでしょうか」
と説明した。続けて、12日の橋本さんのツイートについて分析を依頼すると、
「絵文字は文章に感情を付加するために使われますが、『ぱおん』と『ぴえん』は絵文字でも表しきれない感情の機微を表わすときに使われることが多いようです。なので、12日のツイートで橋本さんは、番組中で自身の笑い声が大きいことに気付いてそれを嘆いてはいるが、自身が感じた『がっかり感』『脱力感』の大きさを的確に表せる絵文字がないと感じて『ぱおん』を使ったのではないでしょうか」
と分析。加え、
「『ぱおん』『ぴえん』は共に単語の頭が『パ』行の音になっていますが、半濁点の音はかわいらしく聞こえるのが特徴です。ゆえに、『うわん』『びえん』よりも『小泣き感』が強く、かつ、『ぴえん』よりは嘆きの度合いが強かったため、橋本さんは『ぱおん』を使ったのではないでしょうか」
と分析した。