巨人、痛い「首位陥落」 お見合い、守備妨害、新守護神...不安抱え乗り切れるか?ロード12試合

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   プロ野球の巨人は2020年7月12日、ほっともっとフィールド神戸でヤクルトと対戦し2-3で敗れた。

   先発・桜井俊貴投手(26)が初回に不運な形で先制点を許し、5回2死1、2塁から村上宗隆内野手(20)にタイムリーを打たれたところで降板。打線は5回に1点差とするも6回以降はゼロが続き逆転ならず。チームはこれで4連敗となり、首位の座をヤクルトに明け渡した。

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「同点」となったかと思われたが...

   初回、いきなり守備の乱れが出た。2つの内野ゴロで2アウトを取った桜井は、3番・青木宣親外野手(38)を四球で歩かせた。

   2死1塁の場面で打席に立った村上の打球は、レフトとセンターの間に上がった。レフト亀井善行(37)とセンター丸佳浩(31)ともに捕球可能な位置にいたが、2人が「お見合い」する形で打球はグランドに落ちた。この間に1塁走者の青木がホームをおとしいれ1点を先制。巨人は守備のミスで1点を献上した。

   6回の攻撃では、ヘラルド・パーラ外野手(33)の「積極走塁」が裏目に出た。1死1、3塁、一打同点のチャンスに炭谷銀仁朗捕手(32)がショートゴロを放ち、ヤクルトはゲッツーの態勢に。セカンドの山田哲人(27)がベースカバーに入ったところ、1塁走者パーラが果敢にスライディング。山田がジャンプ一番、パーラのスライディングをかわしたが背中から崩れ落ち、1塁に送球出来なかった。

   併殺崩れの間、3塁走者の亀井がホームイン。3-3の同点になったと思われたが、高津臣吾監督(51)がベンチから飛び出しこのプレーに対してリクエストを要求した。検証の結果、パーラのスライディングは危険なスライディングと判定され、守備妨害としてパーラがアウトとなり、打者の炭谷もアウトとなった。パーラのスライディングがなくても1塁は微妙なタイミングだっただけに悔やまれるプレーとなった。

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