「自分も切り捨てられる側にいた」
山本氏は取材直前に、れいわ新選組の公式YouTubeチャンネルの生放送で、大西氏を即座に除籍としなかった理由について触れている。山本氏は自身がまだ芸能界で活動していた際に起きた11年の福島第一原発事故を引き合いに出し、
「国は自分自身を救ってくれるだろうという考えになっていたが、実際はそうではなかった。『直ちに影響はない』という言葉を受けて、『自分も切り捨てられる側にいたのか』と感じた」
とコメント。
自分自身に「優生思想的なものも存在しているのかもしれない」「そういったもの、そういった芽がある」可能性について言及した上で「大西つねきさんの問題だけと考えるのは違う」とし、総会というプロセスを踏んで大西氏への処分を決めるとした。
山本氏は7日発表したコメントの中でも、
「多くの人々の心の中にもあるであろう何かしらかの優生思想的考えに、光が当たったことを今回はチャンスと捉え、アジャストする責任が私たちにはあると考える」
との見解を示している。