プロ野球・千葉ロッテマリーンズを退団していたジェイ・ジャクソン投手が、「大麻リキッド」(液体状に加工した大麻)所持の容疑で2020年7月10日に広島市内で逮捕された。
現役助っ人の逮捕にプロ野球ファンの間ではショックが広がる中、かつてジャクソン容疑者が在籍し、チームの3連覇に貢献した広島東洋カープのファンからはひときわ大きな落胆の声が聞かれている。
「ジャクソンスマイル」で人気
ジャクソン容疑者は2015年オフに広島に入団。中継ぎとして16年〜18年で合計175試合に登板し、セ・リーグ3連覇に大きく貢献した。陽気な人柄で知られ、イニングを抑えたあとに見せる「ジャクソンスマイル」が名物となるなど、実力だけでなく「愛されキャラ」としても人気を博していた。
広島退団後の19年には大リーグ・ブルワーズでプレーしたが、1年で日本球界に復帰。今シーズンはロッテで7試合に登板し0勝0敗1セーブ、防御率3.86の成績を残していた。
しかし、8日に一軍登録を抹消されると、翌9日には本人からの申し出を受けロッテが契約の解除を発表。退団理由を巡って様々な憶測が広まっていたが、10日朝に複数メディアがジャクソン容疑者の逮捕を報じた。報道によると、自宅で大麻リキッドを所持しているという通報を受け、広島県警が7日に自宅を捜査したところ、大麻リキッド数本が見つかったとしている。ジャクソン容疑者は警察の調べに「何も話したくない」と供述しているという。
現役助っ人の突然の逮捕を受け、ツイッター上のプロ野球ファンの間では「ジャクソン、、、好きだったのに、、、」「悲しいなあ」などショックの声が広がっている。