「どなたか作曲家の方で著作権フリーの曲を僕に作って頂けないでしょうか?」
元日本代表MF本田圭佑(34)さんは、音声サービス「NowVoice」で使用できる楽曲を募集しており、多数の作曲家が名乗りを上げた。
「Wildflower」の多保孝一、演劇ハイキューの和田俊輔も
本田さんは、自身がCEOを務めるNow Do(東京都中央区)とインターネットスポーツメディア「SPORTS BULL(スポーツブル)」を運営する運動通信社(東京都港区)が共同運営する音楽サービス「NowVoice」で使用するとして7日、ツイッター上で楽曲の募集を告知した。
「NowVoice」は、アスリートをはじめとした各界のトップランナーの本音の「声」が聴き放題となるサービスとしており、プロゴルファーの石川遼選手やスキージャンプの高梨沙良選手、ホストで実業家のROLANDさん、ミュージシャンの葉加瀬太郎さんなど多数の著名人の「声」が登録されている。本田さんが今回募集するのは、自身がNowVoiceで話すときに流す曲だ。
「気に入った楽曲を選ばせて頂きます。(選考は僕の主観になりますが、お許しください)」
追記のツイートで、「曲調はグーとエネルギーが湧き出てくるような感じ」、「なんかもっとこう気持ちよく話ができるような楽曲」が良いなどの詳細を綴る。8日には、募集フォームを公開した。
本田さんのツイートには、Superflyの「Wildflower」作編曲を手掛けたことなどで知られる多保孝一さんや、演劇「ハイキュー!!"飛翔"」の音楽制作に携わった和田俊輔さんや、男性音楽グループ「SOLIDEMO (ソリディーモ)」のリーダーであるシュネル(SCHNELL)さんなど幅広い作曲家が名乗りを上げている。さっそく楽曲を製作し、ツイッター上に動画を添付した人も現れた。
ケイスケホンダの意外な楽才が明らかに?
一方で、作曲家に対する報酬などへの言及がないことに批判もあがった。
「本田さん、アーティストは対価を得て曲を提供したり著作料を生業にしています。タダで提供しろとは書いてませんが本田さんのこの提案がアーティストに還元できるものあればいいなと思っています。」
「提供側の知名度の高い低い関わらず、正当なアプローチ且つ相応の報酬発生も含めての募集にして欲しかった」
確かに本田さんのツイート、投稿フォームにはともに報酬などへの言及はない。もっとも、「著作権フリー」は必ずしも無報酬を意味しないため、本田さんの真意は不明だ。
本田さんは、これらのツイートに対してリアクションは行っていない。しかし、Now Doの取締役副社長兼COOである鈴木良介さんによる「歌大好きなんだから、この際自分で作ってしまえば良いのに。マイケルジャクソンの曲を本田圭佑のオリジナルソングなのか?と思わせる歌唱力と表現力」というツイートには、
「歌は情熱。人生も同じ」
とコメントした。
どなたか作曲家の方で著作権フリーの曲を僕に作って頂けないでしょうか?
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) July 7, 2020
僕がNowVoiceで話すときに流します。