れいわ山本代表「処分に関しては総会で」 19年参院選の公認候補「命の選別」発言うけ見解

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   れいわ新選組の山本太郎代表は、2019年の参院選で同党公認候補だった大西つねき(恒樹)氏(56)による「命の選別」発言をめぐり、氏の最終的な処分に関しては党の総会で行うと20年7月8日に発表した。

   大西氏は3日、自身の動画チャンネルで政治家の仕事に関連して、「命、選別しないとダメだと思いますよ」と発言し、批判が寄せられていた。

  • 画像はれいわ新選組公式サイトから
    画像はれいわ新選組公式サイトから
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「単に個人を処分すれば終わりにできるものではありません」

   大西氏は3日の動画で、

「どこまで高齢者をちょっとでも長生きさせるために子供たち・若者たちの時間を使うのかっていうことは、真剣に議論する必要があると思います。こういう話多分、政治家怖くてできないと思うんですよ。命の選別すんのかとか言われるでしょ?命、選別しないとダメだと思いますよ。はっきり言いますけど。なんでかっていうと、その選択が政治なんですよ」
「選択しないでみんなに良いこと言っていても、現実問題として多分無理なんですよ。そういったことも含めて、順番として。これ順番として選択するんであればもちろん、その、高齢の方から逝ってもらうしかないです」

などと述べていた。しかし、批判を受けて7日、こうした発言について自身の公式サイトで撤回と謝罪を行い、該当動画の公開を停止している。大西氏は、元外資系銀行の為替ディーラーで、2019年夏の参院選(比例区)でれいわ新選組の公認候補として立候補し落選した。

   同じ7月7日には、れいわ新選組も公式サイトを更新。山本代表の名義で、大西氏発言について、「立党の精神と反するもので看過することはできない」とコメントした。一方で、大西氏の除名については「根本的な解決にはならない」とし、

「多くの人々の心の中にもあるであろう何かしらかの優生思想的考えに、光が当たったことを今回はチャンスと捉え、アジャストする責任が私たちにはある」
「大西氏には、命の選別の問題に生命尊重の立場から、取り組んでいらっしゃる方々にレクチャーを受けて頂き、命について真摯に向き合うチャンスを与えたいと思う」

との考えを示し、大西氏に「レクチャー」を行うと説明していた。

   さらに8日には「続報」をサイトで発表。改めて「単に個人を処分すれば終わりにできるものではありません」とした上で、インターネット上で公開されるレクチャーを受けるよう大西氏に伝えたとして、

「大西氏への最終的な処分に関しては、党の意思決定の場である総会において行います」

と明らかにした。「可能な限り早い時期」に総会を開催するとしている。

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