「より適切な表現は何か、色々な報告などを見ながら修正」
世界保健機関(WHO)が19年5月に了承し、約30年ぶりに改訂されることとなった「国際疾病分類第11回改訂版」(ICD-11)では、性同一性障害は「精神疾患」の分類から外れ、名称も「性別不合(gender incongruence)」に変更される。ICD-11は22年1月に発効する。
厚労省の精神・障害保健課の担当者は9日、J-CASTニュースの取材に「国民の皆様から昨日(8日)、こちらのページについてご意見・ご指摘をいただいたことを受け、記載内容を確認のうえ、改めることになりました」とネット上の指摘などが改修の理由となったことを説明した。「現状においてより適切な表現は何か、色々な報告などを見ながら修正を進めています」という。具体的にどこを修正するかは「それも含めて確認している」という段階だが、ツイッターの指摘も参考にして進めるとしている。
改修直前まで閲覧できていた記載内容は2012年からのものだったという。担当者は「早めに対応し、閲覧できるようにしたい」と話している。