2020年7月8日放送のバイキング(フジテレビ系)は、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」を取り上げた。
誤り指摘されるも「説明不足」で笑いとる
厚生労働省が開発した「COCOA」。ブルートゥース通信により利用者同士の接触を検知して、スマートフォン内に暗号化した状態で記録する。また、PCR検査を経て陽性と診断された者と近接した可能性がある場合には、利用者に対し通知がなされる。
番組は7日時点でのアプリ普及率が4.7%だったことに言及し、なぜ普及が進まないのかが話題となった。まず「政府の説明不足」がアプリへの不信感につながっているとし、街中の声として「行動をすごく把握されている感じがするのでなんとなく気持ち悪い」「個人情報とか気になってまだ入れてない状態」といったものが紹介された。
お笑いコンビ・おぎやはぎの矢作兼さんはアプリについて「入れてもいいかなと。あんまりGPSで管理されることイヤじゃない人間なんで」と冗談めかして語った。厚生労働省はGPSなどにより位置情報を利用・記録することはないと発表しているが、矢作さんの発言にツッコミや指摘が入ることはなかった。
また、相方の小木博明さんは「ちょっとよく分からないのは」と語り、「陽性者になったらアプリに登録するわけですね。陽性者って基本出ないじゃないですか外に。即入院かホテルですよね。だから接触なんてするわけないなって」とコメントした。
これに対し、司会の坂上忍さんが「でもそれ以前に...」と、患者が陽性確認される以前に利用者と接触したかについてアプリが通知してくれることを指摘。小木さんは「だとしたら説明不足ですよ、これはね」と返し、笑いを誘った。
その後、普及しない他の理由として生活経済ジャーナリストの和泉昭子氏が「ユーザー側の使いやすさを考えていない」を挙げた。また、検査費用について言及し、「アプリで連絡きた人は、検査してもらうのはタダとか、そうでなければ3割の保険負担でとかっていうふうに、何か良いことがあれば入れてもらえるのかなと思いました」とコメントした。
これに対しリモート出演をしていた医師の三鴨廣繁氏は「通知が来た人は保険診療でいけますから」と指摘。和泉氏は「あ、そうですか。それは説明不足です」と小木さんのように返し、笑いを誘った。