あゆ路線は「もったいない」?
安斉さんはデビュー当初から、エイベックスが大々的に売り出す歌姫、ということで「ポスト浜崎あゆみ」と評されてきた。さらに「M 愛すべき人がいて」では、その浜崎あゆみさん(41)をモデルとした「アユ」役を演じたのはご存じのとおり。積極的に浜崎さんになぞらえているかのようにも見える。
ただ、「さんま御殿」に出演した安斉さんを見ると、必ずしも「ポスト浜崎あゆみ」とは言えない兆候がいくつも見られる。まず、安斉さんはデビュー1年2カ月でバラエティーへ登場、饒舌にトークを繰り広げたが、一方の浜崎さんはデビュー当初はバラエティーにはほとんど出演しなかったほか、歌番組でもゆっくりとした口調でトークを展開する様子が話題になるなど、安斉さんが見せた姿とはずいぶんと異なる。
対して、「さんま御殿」で快活な姿を見せた安斉さん。これはすなわち、早くも「脱あゆ」が始まったという兆候ではないだろうか。実際、安斉さんが3月31日にリリースした「FAKE NEWS REVOLUTION」のYouTube公式動画のコメント欄には、
「あゆのドラマ終わったら思い切って路線変えてみたら売れそう。あゆの面影で評価されるのはもったいないよ~」
といったコメントが散見される。視聴者の間でも「脱あゆ」を支持する層が確実に存在するのだ。ドラマ終了をきっかけに早くも「脱皮」が始まった安斉さんに、多くの視聴者が魅了され始めているのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)