無観客ライブ「つまんないに決まっている」
Zeebraさんが加えて指摘したのは、広がりを見せる「無観客ライブ」の在り方だ。最近では、サザンオールスターズが6月25日に横浜アリーナで行った無観客ライブが話題に。同25日の日経電子版の報道によれば、推定約50万人の総視聴者数を動員したとしている。一方で、Zeebraさんは「演奏者」の立場から、無観客ライブの課題点を以下のように指摘した。
「お客さんが全くいない前でやるわけですよ。つまんないに決まっているわけですよ。普段だったらお客さんの表情を見たり、ぴょんぴょん飛び跳ねたり、声上げたり反応するのを見て、こっちも盛り上がっていたりするのに、(無観客だと)それがゼロなわけじゃないですか。分かりやすく言ったら、MCバトルなんか、(ラッパーが)なんかすごいこと言って(場が)バァーっと盛り上がるから、またさらにアドレナリン上がって、凄いことが言えるようになったりする」
Zeebraさんは「ライブをする側、演奏する側の『体験度』をもう少し上げていくべき」と語り、具体的に「ライブハウスの客席に3Dマッピングでアバターを映す」ことを提案。「アバターがぴょんぴょん飛び跳ねている様子が見えるわけで、それでやれたら全然違いますよ」と語った。