さまざまな変化が予想される「笑ってはいけないシリーズ」
次に、「笑ってはいけないシリーズ」について考えてみよう。近年は廃校などでロケが行われることが多いが、例年の放送を見ると、レギュラー出演者の5人がさまざまな部屋に出入りし、笑いの刺客が放つ多種多様な攻撃に耐えるという撮影方法は、これ自体はそれほどの3密状態になることは少ないと思われる。
常に顔を突き合わせることとなる5人の間での感染にさえ注意すれば、番組の基本的なフォーマットの変化は紅白ほどは要求されないのではないだろうか。
ただ、随所に差し挟まれる各コーナーは、中止を含め相当な改変を求められそうだ。冒頭のバスシーンは5人とスタッフをバスに詰め込むことになるため、実施自体が危うい。2018年まで定番だった「レクリエーションコーナー」も大勢の出演者が一堂に会するため不可。さらに、同様の理由で「上島軍団VS出川軍団」(2019年は本編では放送されず、翌年1月4日に「完全版SP!!」として放送)も厳しいだろう。また、やはり2018年まで定番だった「グラウンドでの鬼ごっこ」も、鬼ごっこであるがゆえに「接触が避けられない」ことから無理だろう。