「ケガや発熱など体調を悪くした子供の報告は受けていない」
ロアッソ熊本を運営するアスリートクラブ熊本の担当者にJ-CASTニュースが7月7日に聞いたところによると、後片付けの活動は、前日の豪雨からの被害が判明した5日午前中に、選手や監督、コーチ、保護者ら約30人が3~4時間かけて行った。ケガや発熱など体調を悪くした子供の報告は受けていないという。
ジュニアチームは、20年春に立ち上がったばかりで、新型コロナウイルス感染拡大の影響でトレーニングができず、5月末から練習を始めていた。2年前の豪雨では、プロ選手らが後片付けの活動に加わったが、そのときは災害から数日が経っていたため、長袖・長ズボンで対応できたとしている。
朝日新聞社の広報部は7日、取材に対し、次のようにコメントした。
「ロアッソ熊本ジュニアユース人吉のボランティア活動を伝えたツイートについて、『危険だ』とのご指摘を多数いただきました。水害時の片付け作業には服装などに注意が必要ですが、そうした配慮に欠けていたことは不適切でした」
同社の映像報道部も同日、ツイッターで同様な文面のお詫びを載せて謝罪した。なお、お詫び文はツイートの写真に続けて出されており、写真は同日19時現在で削除されていない。
毎日新聞社の社長室広報担当は同日、取材に対して、次のようにコメントした。
「被災地のありのままの姿を取材し報道することも、私たちの重要な使命であると考えております。さまざまなご意見をいただいていることは承知しており、今後の報道に生かしてまいります」
同社の写真部ツイッターでは、同日19時現在で写真について特に説明はなく、削除もされていない。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)
熊本県 #人吉市 では、地元のサッカークラブ「ロアッソ熊本ジュニアユース人吉」の中学生たちがボランティアとして、商店の片付け作業を手伝っていました。(諫) pic.twitter.com/wArAWajO4p
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) July 5, 2020
熊本県の南部を襲った豪雨。被災地の午前の様子です。
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) July 5, 2020
写真は浸水被害のあった熊本県人吉市で復旧の手伝いをするロアッソ熊本ジュニアユース人吉の選手たちです。
写真特集 https://t.co/ot56UCBZ6X pic.twitter.com/oY74IUT8s7