子供らが泥まみれで復旧作業...批判は朝日・毎日にも 「感染症リスク」指摘でサッカーチーム謝罪

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   熊本県内の豪雨被害で、子供たちに泥まみれで復旧作業をさせたサッカーのジュニアチームに対し、医療関係者からツイッター上などで感染症リスクの指摘が相次ぎ、チームは、公式サイト上で非を認めて謝罪した。

   この作業を写真付きでツイッターなどで紹介した朝日・毎日両新聞にも、批判が相次いでおり、朝日は、「配慮を欠いて不適切」だとして謝罪し、毎日は、「ご意見を報道に生かしたい」などとした。

  • 朝日新聞の映像報道部がツイートで謝罪
    朝日新聞の映像報道部がツイートで謝罪
  • 朝日新聞の映像報道部がツイートで謝罪

子供たちは半袖・短パンで、両手・両足の素肌が露出

   「これは長いぞ!」「ゴミだらけだな」。流木らしきものを泥の中から拾い上げたり、バケツで泥水をかき出したり。子供たちは、こんな会話を交わしていそうなほど、張り切って作業をしている。

   マスクをして、手袋もはめているものの、半袖・短パンのユニフォーム姿で、両手、両足の素肌が露出して...。

   これは、朝日新聞の映像報道部と毎日新聞の写真部のツイッターが、2020年7月5日にそれぞれ投稿した写真から分かる作業の様子だ。

   地元のJ3サッカークラブ「ロアッソ熊本」のジュニアユース人吉ではこの日、豪雨で浸水被害のあったところの復旧作業をボランティアで行った。

   投稿写真はそのときのものだが、この作業を知った医療関係者らから、作業をさせたチームや説明なしに写真投稿した新聞社に対し、疑問や批判が相次いだ。

   ブログも書いているある医師は、「そんな格好で行うべきではありません。子ども達を危険に晒しています」とツイッターで作業を批判した。それを紹介した新聞社に対しても、「昨年の豪雨災害の後にさんざん言われていたことが全く活かされてない写真です」と苦言を呈した。

   また、あるクリニックの医師は、「子供は知識なく純粋な気持ちで手助けしようとしてくれてるけど、危険です!」と呼びかけた。

姉妹サイト