「あくまでトラブルを避けるため」
一方、仮に商標登録されたとしても「商標の独占的かつ排他的な使用は全く想定しておりませんでした」とネット上で指摘されているような懸念は否定した。
今回の商標出願の経緯を担当者は「前提として、今回の件に限らず他のキャンペーンでも、取り上げるものが商標登録されているかどうかを確認しています。もし既に商標登録されていたらトラブルになるためです。登録されていなかった場合も、企画が進んでいる間に登録され、トラブルになるケースも考えられます。そのため商標登録を試みています。たとえば、クライアント様とともに制作したロゴなどがそのまま第三者に使用されると、お客様の権利も侵害されることになります」と説明。「あくまでこのようなトラブルを避けるために商標出願しました」と話した。
「再検討」の背景にネットでの批判があったかどうかについては、取材時点で広報レベルでは「把握していない」と話した。
なお「アマビエ」を商標出願している企業は電通以外にも複数ある。
(J-CASTニュース編集部 青木正典)