コミティア実行委員会に聞く 日本最大級「創作オンリー」継続にかける思い

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コミティア実行委員会は営利を目的としないボランティア組織

   ――「COMITIA133のサークル募集を開始するにあたって」という特設ページを公開し、支援の募集を呼び掛けるに至る、きっかけや背景などについてお聞かせ願えますか。

緊急事態宣言がいったん解除されたとは言え、予断を許さない状況の中でサークル募集を開始する訳ですから、こちらの状況や対策を参加者の方に丁寧に説明しなければいけないと考えました。告知の大半が開催に向けた対策について書かれていまして、支援の募集の呼びかけを主とした告知ではありませんでした。
クラウドファンディングの実施については中止となってしまったCOMITIA132extraの返金に関するお知らせの中で触れてはいたので、今回の告知で大きな反響を呼んだことに驚きつつ、たいへん感謝しています。一方で詳細がまだ固まっておらず、説明不足な告知になってしまったことは反省点でした。今後、決まったことは速やかに公開してゆきます。

   ――2月のCOMITIA131以降、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受けていると存じますが、業務や売上にはどれほど大きな影響を与えていますか。

2月のCOMITIA131では一般参加者は2割くらい減っていて、近年見ないくらいのカタログが売れ残りました。そこから不安を抱えつつ5月の「COMITIA132extra」の準備を進めていましたが、世間の状況を受けて4月1日に中止を発表することになりました。 コミティア実行委員会は営利を目的としないボランティア組織ですが、大きなイベントを運営するためには事務所を構えて人を雇い、関係企業との折衝や日常的な業務をこなす必要があり、コミティア実行委員会とは別に有限会社コミティアとして法人化されています。その事務所の家賃や人件費は最低限に抑えてはいますが、コミティアの維持費の中でも大きな比重を締めており、座して待つだけではいかないところがあります。
今後予定している9月、11月、そして来年以降の開催についても、コロナ禍の影響が見通せません。中止になる可能性はもちろん、予定通り開催できたとしても収益は大きく下がる見込みです。会場の指示により大幅な入場者数制限を設ける必要があるからです。会場費は据え置きのまま、来場者を減らす必要がある訳です。さらに感染症対策で経費負担が増えることも懸念点です。

   ――行政からの支援について、可能であればどのような経緯でどんな支援を受けていらっしゃるのか詳細をお聞かせ願えますか。

特別な支援を受けている訳ではなく一般的な持続化給付金、家賃支援給付金などの申請をしています。国の補助による金融機関からの無利子の融資も受けました。こちらは長いスパンで返済してゆかねばなりません。
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