ユニクロ 「国内最大級」の銀座新店はどんな店? 新ライフスタイルへの戦略との関係

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   「ユニクロ」のグローバル旗艦店「UNIQLO TOKYO」が、東京・銀座3丁目にオープンした。売り場面積は約5000平方メートルと、国内最大級で、ウィズコロナ時代の新しいライフスタイルに合わせた販売戦略を展開する拠点と位置付ける。

   新店は商業ビル「マロニエゲート銀座2」の1~4階を占める。同ビルは旧プランタン銀座の本館の跡地開発によって2017年春に誕生。旧プランタン銀座の頃から得意にしてきた女性向けのファッションや雑貨の中小テナントを低層階に集積し、ユニクロは7階に女性向け店舗を構えていたが、今回、移転・拡張した。銀座6丁目の中央通り沿いには新店と同等の売り場面積をもつ銀座店を運営しており、新店を加え銀座は大型店の2店舗体制になる。

  • 「(C)Herzog & de Meuron」(ユニクロのプレスリリースより)
    「(C)Herzog & de Meuron」(ユニクロのプレスリリースより)
  • 「(C)Herzog & de Meuron」(ユニクロのプレスリリースより)

オーダーメード感覚の新サービスも

   2020年6月19日にオープンした旗艦店は、どのような店なのか。まず目を引くのが1階から4階までを貫く大きな吹き抜け。1階の中央部分には、「Life Wear Square」と名付けた、ユニクロのコンセプトである「Life Wear(究極の普段着)」を表現するエリアを設け、季節ごとに展示を行い、顧客にわかりやすく伝える場とする。マロニエ通り沿いの出入り口付近には、横浜や原宿の新店と同様、生活を彩るアイテムの一つとして生花販売エリアも設けた。

   2~4階は、それぞれウィメンズ、メンズ、キッズのフロアとし、2階はベーシックからトレンドまで、機能性、デザイン性を備えたアイテムの世界最大級のラインナップが並ぶ。3階のメンズでは、夏場の「感動ジャケット」を、着丈や袖丈など複数の組み合わせで、約400種類のパターンから注文できるオーダーメード感覚の新サービスを、初めて導入した。4階には、子どもが遊べるライブラリーなども設置した。

   さらに、「服のチカラを、社会のチカラに」と、ユニクロを展開するファーストリテイリングが注力する社会貢献活動「サステナビリティ」の取り組みについて、各フロアに展示スペースを設け、来店客に情報を発信している。1階には早速、新型コロナウイルスに対応して、同社が全国の医療機関等に院内感染防止用ガウンやマスク、機能性肌着を無償提供した活動などについて展示している。

   こうしたコンセプトと店舗展開はそれとして、ウィズコロナの状況で成算はあるのだろうか。

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