東京都知事選挙(2020年7月5日投開票)で現職・小池百合子氏の当選が確実になったことを受け、候補者たちが敗戦の弁を述べている。
「これだけの得票を全くの無名の私が取れた」と小野氏手ごたえ
元熊本県副知事の小野泰輔氏は自身の事務所で会見し、インターネット上でのライブ配信も行った。「このような結果になりましたけれども、私の中で悔いはございません」と語り、
「私の理想は民主主義をもっともっと前に進めていくこと。都民あるいは国民がですね、自分事として本当に政治と向き合って、どのような政治参加をしていけばよい社会を作れるか、よい東京が作れるのか、子供たちに心より良いものを残せるのか、そういうことを考えるきっかけを作りたかったんです。ですから、これだけの得票を全くの無名の私が取れた、ということ自体が私は自身自身でも驚いてます」
などとコメントしている。
日本第一党党首の桜井誠氏は、NHKが発表した出口調査で5番手につけた(前回2016年の都知事選は約11万票を獲得し5位)。ユーチューブでライブ配信を行い、
「確かに今回の選挙、敗れはしました。今後の小池百合子さんの活躍を期待したいと思います。しかしながら、今回のこの選挙、ひとつの大きな指針を示したと思います。バーチャル選挙、バーチャル街宣、バーチャル対談。こういったものを通じまして、皆さんもバーチャル、ネットの力を少しでも感じていただけたんじゃないかと。そして次の選挙です。次の選挙でそれを生かしていかなきゃいけないということです」
と「バーチャル選挙」の効果などについて語った。
立花氏「僕は未来を予想して動く政治家なんで...」
メディアでは「主要5候補」の一人として扱われた立花孝志氏は、NHKから国民を守る党党首・ホリエモン新党代表として臨んだが力及ばず。ユーチューブでの配信で、
「敗戦の弁について述べさせていただくと、僕は未来を予想して動く政治家なんで。今回のようにですね、まだコロナが蔓(まん)延していない状況でですね、東京での死者数が、まあまだという言い方が適切ではないんですが、300人程度です。だから、このような状況であれば、やっぱり安全運転をする政治家が必要だと、という判断が今回のこの選挙では出たと、というふうに僕は判断しています」
などと語った。