中国国内で著作権侵害の罰金刑
今回、「SNK CHINA」の訴えを元に、裁判所は映画制作陣に罰金80万元(約1200万円)及び作品の公開停止という判決を下した。もっとも現地メディアによると、制作陣は上級裁判所に上訴しているという。
このニュースが2020年6月、各メディアで報じられると、中国版ツイッター・Weiboでは「(映画の)制作会社は三流」「これは流石にひどすぎる!」「誰か注意する奴はいなかったのか?」といったゲームファンが投稿する怒りの声も多い。
キャラクターデザインだけでなく、高級ブランドや会社名、果てはテーマパークなど様々な「パクリ」が横行し、放置されてきた中国だが、今回ばかりはついに「パクった側」が痛い目を見たようだ。この「KOF事件」を機に著作権についての考えが更に深まることを願いたい。
(フリーライター 室園亜子)