天気痛、新型コロナ禍の影響も 予防・緩和するには?
今年は、新型コロナウイルス禍の影響もあり、例年より相談に来る患者が多いという。
「緊急事態宣言が出され、在宅ワークが長く続き、家の中にずっといた方の中には自律神経が脆弱になっている人が多い。さらに今年は晴れる日は気温が高い一方で梅雨に入ったら大雨が多く、気圧の変化が極端です。(患者の方は)かなりきついのではないでしょうか」
人知れず悩む人が多い天気痛(気象病)。痛みや体調不良を和らげる方法はないのか。佐藤さんは、次のような対策が有効だと言う。
「めまいの薬や自律神経を整える薬の服用に加え、首や肩のストレッチをすることが有効です。気圧の変化の影響を最も受けやすい耳に耳栓を装着するのも、不快感を和らげることができます」