「おしゃれな柄」「意外に簡単」の声
使用時のコツや注意点はあるか。日常生活に風呂敷を生かす方法などを模索する一般社団法人ふろしき研究会の森田知都子代表は取材に対し、循環型社会実現のための「3R」のうちリユース(再使用)とリデュース(ごみの減少)に当てはまることや、日本文化の継承にも繋がることを指摘したうえで、風呂敷の使い方についてこう話す。
「エコバッグとしての使用については、個々人の暮らしにあったふろしきとバッグの形状を選んでいただくことです。バッグとして形を成すため、真結び、ひとつ結びといった結びをマスターすること、結びのコツを把握することが必要です。 結び方は、本や指導書、動画を見てご自分で学ぶ方もおられます。近年、暮らしの中から結ぶ機会が少なくなり、真結びできない方、解けやすい縦結びになる方が多いようです。結びを体で覚えておられる年配の方に教わったり、講習を受けていただいたりするといいでしょう」(森田代表)
同研究会は6月6~30日、6会場で「ふろしきエコバッグを持とう!」という体験会を開催。「予想を超える反響があり、関心の高まりを感じております。『こんなおしゃれな柄があるのね』『意外に簡単』などの声も多いです」(森田代表)と需要は広がっているようだ。