コロナと黒人差別と闘うのに必要な信頼
最近の「ギャラップ」調査によると、共和党支持者は民主党支持者に比べ、「アメリカ人であることに、とても誇りを持っている」と答える傾向が強い。
共和党支持者の半分が「星条旗の掲揚はとても大切だ」と答えているのに対して、民主党支持者では4分の1に過ぎない。
前出のマディは、「国がどういう状況にあろうと関係なく、盲目的に支持するのが、愛国心ではない。私はアメリカを愛しているからこそ、よい方向に変えなければと闘っているのよ」と反論する。
「ギャラップ」調査でも、民主党支持者の2人に1人が、「政府が間違っている時には、抗議することがとても重要」と回答しているのに対し、共和党では3人に1人に過ぎない。マディは続ける。
「コロナも、制度に深く根ざした黒人差別も、闘うためには人々の信頼があり、国をまとめる力を持った指導者が不可欠。でも、トランプはその真逆。この国を分断し、亀裂をますます大きくしている。バイデンにはカリスマ性はないかもしれないけれど、彼が大統領だったら、これほどの分断は起きていなかったと思う」