ヤクルト奥川は1軍出場機会あれば...
投手で忘れてはならないのが、ヤクルトのドラ1奥川恭伸投手(19)だ。現時点で1軍での登板はないものの、ファームではその実力をいかんなく発揮している。6月30日のイースタン・リーグのロッテ戦では、先発のマウンドに上がり最速154キロを計測。1回を三者凡退で抑えた。球威に加え変化球のコントロールも抜群で、1軍に上がってくれば新人王レースに参戦するのは間違いないだろう。
野手では中日の郡司裕也捕手(22)が候補に挙がる。慶大から2019年のドラフト4位で入団し、今シーズンの開幕1軍入りを果たした。6月23日のDeNA戦で9回に代打で登場し、プロ初打席初安打を記録。25日のDeNA戦ではプロ初のスタメンマスクを被った。28日の広島戦では途中出場し3打数1安打と、打撃でもアピールしている。今後は加藤匠馬(28)、木下拓哉(28)らと正捕手の座を争うことになり、出場機会を増やすことが当面の目標となる。
1軍での出場はないものの、セ・リーグ各チームの新人がファームで活躍している。7月2日に行われたウエスタン・リーグの2試合では、中日のドラ1石川昴弥内野手(19)と阪神ドラ2井上広大外野手(19)がそれぞれ公式戦初本塁打を記録。イースタン・リーグではDeNAドラ1森敬斗内野手(18)が対楽天戦でプロ初本塁打を放つなど、ファームの新人からも目が離せない。