新規感染者107人でも「緊急事態宣言に該当せず」 菅官房長官

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   東京都で2020年7月2日に新型コロナウイルスの新規感染者が107人確認されたことを受け、菅義偉官房長官は同日夕の定例会見で、「直ちに再び緊急事態宣言を発出する状況に該当するとは考えていない」と述べた。

   菅氏はこの日午前の会見で、新規感染者数について「急増傾向というわけではない」と述べていた。改めて認識を問われ、詳細を確認中だとして「本日の数値のみをもって、今お尋ねいただいた(急増)傾向をもって答えるのは差し控えるべき」としてコメントを避けた。

  • 菅義偉官房長官(2017年5月撮影)
    菅義偉官房長官(2017年5月撮影)
  • 菅義偉官房長官(2017年5月撮影)

対策本部開催は「考えていません」

   菅氏は新規感染者107人について「内訳等の詳細は現在確認中」とする一方で、前日までの感染者について

「症状の有無にかかわらず、濃厚接触者など積極的に検査を受けていただいた結果によるものも含まれており、半数以上が30歳代以下の若い方。入院患者数自体は増加しているものの、重症患者は減少している」

などと改めて説明。都道府県間の往来の制限や、緊急事態宣言発出の必要性について

「これまでの感染状況等に照らして、直ちに再び緊急事態宣言を発出する状況に該当するとは考えていないが、いずれにしろ警戒感を持って感染状況を注視しつつ、東京都と緊密に連携して対応していきたい」

と述べた。今回の感染者数を受けて対策本部を開く予定については

「考えていません」

と否定した。

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