お笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之さんが司会を務めるサッカー番組「やべっちF.C.」(テレビ朝日系)の終了が報じられている中、現役のJリーガーからは「番組存続」を求める声が相次いでいる。
J1・清水エスパルスに所属する元北朝鮮代表の鄭大世(チョン・テセ)選手は、2020年7月1日にツイッター上で「みんなの声をテレビ局、スポンサーの方々に届けましょう」と呼びかけ、2日12時までに3万を超えるリツイートが集まっている。
「決して無くしてはならない天然記念物」
やべっちF.C.は02年に放送を開始。Jリーグや日本人選手が所属する海外クラブの試合、代表戦のダイジェスト映像などを中心に、大物選手へのインタビューも放送してきた。
東スポWebは1日、番組が五輪の開催延期にともない20年8月で終了となる方向性だと報じた。その後、スポーツ各紙も番組の終了を報じたが、2日12時時点でテレビ朝日から公式なアナウンスはない。鄭選手は番組の終了報道を受け、1日朝に「まじか...朝からショックでかい...やべっちfcと歩んできたサッカー人生だったのに。。」とツイート。一度は落胆した様子を見せていた。
しかし、鄭選手は1日夜に「やべっちFCを続けて欲しいと思うひとRT 終わりが決まったわけじゃないみたいなので、みんなの声をテレビ局、スポンサーの方々に届けましょう」と一転して番組の存続を呼びかけた。また、
「Jリーグ、サッカーファンにとっても決して無くしてはならない天然記念物並の番組です 子供達の夢もここから生まれます」
と番組に対する思いを吐露し、番組存続を祈願しているとみられるハッシュタグ「やべっちFC4eva」をつけて投稿した。
「絶対続けてほしい」「未来のサッカー選手達のためにも」
鄭選手の思いに、ツイッター上のサッカーファンからは「日本サッカー界にとって欠かせない番組です」「やべっちFCはなくしてはいけないと思ってます!」と共感の声が集まり、鄭選手のツイートは2日12時時点で3万件を超えるリツイートを記録している。
現役のJリーガーたちも番組存続に向けた思いを語った。鄭選手と同じ清水エスパルス所属の金井貢史選手は「絶対続けてほしいです!やべっちFCとともに歩んできたサッカー人生!」、西村恭史選手は「小学生から毎週録画してる番組。皆さんで届けましょう」とツイートした。
また、J1 ・FC東京所属の三田啓貴選手は「やべっちで育ちました!終わってほしくない」、J2・栃木SCの菅和範選手も「やべっちでJ2を取り上げてもらえたり、栃木の試合が放送されることが今でも本当に嬉しいです!!未来のサッカー選手達のためにも残して欲しい番組!!」とツイートするなど、賛同の輪は他クラブの選手にも広がっている。
やべっちFCを続けて欲しいと思うひとRT
— 鄭大世 ??? Chong Tese (@ChongTese9) July 1, 2020
終わりが決まったわけじゃないみたいなので、みんなの声をテレビ局、スポンサーの方々に届けましょう??
Jリーグ、サッカーファンにとっても決して無くしてはならない天然記念物並の番組です
子供達の夢もここから生まれます#やべっちFC4eva#テレビ朝日 pic.twitter.com/OeCMqzz24h