2020年7月1日から全国の小売店でレジ袋の有料化が始まったことを受け、繰り返し使える「エコバッグ」の出番増加が見込まれる。
大手日用品メーカーの花王(東京都)は、公式ツイッターや公式情報サイトを通じて「エコバッグの洗い方」を紹介している。
「押し洗い」して軽く脱水
洗濯関連の情報を発信する花王のツイッターアカウント「花王アタック(お洗濯全般)」は1日に「レジ袋が有料になりエコバッグを洗うこともあるかと思います」とツイート。花王の情報サイト「くらしの研究」に掲載されている情報を抜粋し、「エコバッグの洗い方」を写真付きで紹介した。
「くらしの研究」にある、エコバッグの洗い方は以下の通りだ。まずはバッグの取り扱い表示を見て、洗えるかどうかを確認する。洗えることが分かれば、洗い桶に30℃以下の水をはり、洗剤を溶かして「洗濯液」を作る。その中でバッグを「沈めたり浮かせたり」を20〜30回ほど繰り返して押し洗いし、綺麗な水ですすぐ。洗濯機で1分以内の「軽い脱水」をしたら、乾きにくい内側を表にして干し、終了となる。/p>
また、バッグのニオイ・シミが気になる場合は洗剤と一緒に酸素系漂白剤を使うこと、全体の汚れが気になる場合は洗濯液に30分ほどつけおきした後に洗うことが効果的だとしている。
「洗えないエコバッグ」はどうする?
「くらしの研究」では、こうした洗い方ができないエコバッグについても「シミや汚れの気になる箇所だけを部分的にお手入れしましょう」とし、手入れの方法を紹介している。
具体的には、水で湿らせた布で汚れた部分をふき、取れない場合は、少量の洗濯洗剤の原液を布に付けて、汚れている部分を叩く。水を含ませたきれいな布でその部分を叩いて洗剤分と汚れを移し取り、最後に乾いた布やペーパー類で水分を吸い取れば終了となる。
また、普段から「エコバッグを清潔に使うためのポイント」も紹介している。具体的には、以下の5つだ。
・肉や魚、野菜はポリ袋に入れる(肉汁や野菜の泥が他のものやエコバッグに付着しないようにするため)
・エコバッグに商品を詰める順序に注意する(硬いものや重いものを下に、潰れやすいものを上にして、崩れによる汁モレを防ぐため)
・食品と日用品をなるべく分ける(ニオイや汚れ移りを防ぐため)
・袋詰め用の作業台は汚れていないかチェックする
・帰宅後、早めに中身を全て出し、ゴミやホコリを払って、乾かす
レジ袋が有料になりエコバックを洗うこともあるかと思います。
— 花王 アタック(お洗濯全般) (@kao_attackjp) June 30, 2020
【エコバックの洗い方】
①洗いおけに30℃以下の水をはり
洗剤を溶かす
②やさしく押し洗い
③水ですすぐ
④洗濯機で軽く脱水
⑤乾きにくい内側を表にして干す
エコバック手入方法と清潔に使う方法https://t.co/OhzwDmeRAW pic.twitter.com/kmmsegTMTI