データ重視するも直感で采配も
この日はホセ・ロペス内野手(36)がベンチから外れ、スペンサー・パットン投手(32)とエドウィン・エスコバー投手(28)がベンチ入り。巨人との首位攻防戦に備え、7回以降のリリーフ体制は万全の状態にあった。それだけに好投の浜口を代えてまで国吉を投入した采配にDeNAファンから不満の声がもれる。
一方、G党からはラミレス監督の采配に「交代してくれてよかった」との声が上がっている。これは6月21日の広島戦後にラミレス監督が発したコメント。広島が7回まで好投を続けた先発・森下暢仁投手(22)に代えて継投策を取ったことでDeNAが9回にテイラー・スコット投手(28)を打ち込みサヨナラ勝利。この試合後にラミレス監督は「(森下を)交代してくれてよかった」と振り返った。
昨シーズン、ラミレス監督はデータを重視しながらも時には直感に頼る采配がみられた。この采配がはまればチームは好転するが、この日のように裏目に出た場合はDeNAファンから「謎采配」と批判を受けることも。首位・巨人との大切なカード初戦を落とし、巨人とは1.5ゲーム差。7月1日の第2戦は高卒3年目の桜井周斗投手(21)が先発のマウンドに上がる。