定期代支給する「通勤手当」のあり方も変化
ここまで見てきた中で最も割引率が高かった立川から四ツ谷に通うパターンでも、週単位に直すと2.8日程度出勤しないと元が取れない。逆に言うと、休日出勤を考慮しなければ、平日に週2日以上テレワークしようと考えている人にとっては、定期券は不要になる可能性が高そうだ。
テレワークの拡大は、6か月定期の代金をまとめて支給する「通勤手当」のあり方にも影響を与えそうだ。例えば、7月1日から在宅勤務制度を本格導入するドワンゴは、
「対象となる従業員は在宅勤務を基本とし、必要に応じて出社する勤務形態」
になる。出社時の交通費は
「定期代ではなく経費精算での支給となります」
と説明しており、こういった対応を進める企業も増えそうだ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)