原作・史実ではすでに破局のはず...ラストどうなる?
これら、アユがスターの座へと駆け上がっていく様子が描かれた第6話だったが、ドラマの原作である「M 愛すべき人がいて」を紐解いてみると、「第5章 Mとの別れ」という章で、99年について、「秋が深まっても、マサ(編注:エイベックスの松浦勝人会長のこと)は部屋に戻ってこなかった」という記述があり、浜崎さんと松浦会長(当時は専務)が99年の秋に破局したことが暗示されている。
また、浜崎さんは「NHK紅白歌合戦」に初出場したのは確かに99年だが、「日本レコード大賞」を初めて受賞したのは2001年のこと。また、第6回の終盤にはアユとマサの交際が「a victory」の役員会議で暴露されるなど、原作や史実とは違う、または原作にはないシーンが目立ち始めてきた。どうやら、ドラマはいよいよ原作から離れて佳境へと突入していくようだ。
なお、ドラマについては7月4日放送の第7回が最終回であると報じられているほか、第7回についてのテレビ朝日の番組表を見ると、「"仕事"のために、少しずつ引き離されていく2人...」との記述があり、物語が完結することが示唆されている。これらの状況を総合すると、最終回では原作を超えた「超展開」が期待できるのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)