女優の二階堂ふみさんが、愛犬の過去を明かすとともに、動物愛護法改正を受けて検討されている「数値規制」について言及した。
数値規制は犬や猫の繁殖業者などに対し、施設の設備や構造、親の生涯繁殖回数の上限などについて定めるもので、環境省令に盛り込まれる計画だ。
「どんな場所にいたの?沢山赤ちゃんを産んだの?」
ジャックラッセルテリアのゾイちゃんと柴犬のジジちゃんを飼っていることを明かしている二階堂さん。そんな二階堂さんだが2020年6月29日にインスタグラムを更新し、
「我が家のゾイは繁殖犬でした」
と愛犬の過去を告白。詳しいことは分からないようで、
「どんな場所にいたの?沢山赤ちゃんを産んだの?」
とつづりつつ、
「ゾイと暮らし始めて、劣悪な環境で生きる子達がより身近な存在になりました」
と、動物の繁殖問題をより身近に感じるようになったことを明かした。
数値規制は、まもなく素案が示される見通しだ。それにさきがけて、超党派の議員連盟や、業界団体などが私案をまとめているが、なかには飼育ゲージのサイズを「高さ:体高×1.3、幅:体高×1.1」とするものもある。二階堂さんは、この数値について、
「身動きも取れません」
「決まってしまうと次回の改正まで、彼らを苦しめ続けてしまいます」
と抗議。
「目を向けられないような残酷な現実が沢山あります」
「ペットショップに並ぶ子犬や子猫はどこから来たのか」
と問題提起をしつつ、
「知ること。考えること。そしてアクションを起こすこと」
「皆さんとより良い共存の世界を作りたいです。よろしくお願いします」
と呼びかけていた。