2020年6月26日夜にNHK総合で放送された東京都知事選挙(7月5日投開票)の政見放送で、「トランスヒューマニスト党」代表の後藤輝樹氏(37)と、「スーパークレイジー君」代表の西本誠氏(33)が連続して登場したことが、視聴者の間で話題だ。
音声削除はされず
今回の都知事選には22人が立候補し、政見放送が順次流されている。26日22時30分から始まった政見放送は山本太郎氏(れいわ新選組)、後藤氏、西本氏、七海ひろこ氏(幸福実現党、25日に撤退表明)の順で、後藤氏は2番目に登場。後藤氏と言えば2016年の都知事選にも立候補していたが、その際のNHKでの政見放送において音声を一部削除されたほか、特徴的な言動で話題を呼んでいたため、今回も注目が集まっていた。
「皇歴2642年12月8日、降臨爆誕」「9連続落選」「輝樹塾塾長、輝樹教教祖、カリスマ、革命家、愛国者、救世主、神様、変人などなど」といった経歴紹介が終わって本編が始まると、画面に映し出された後藤氏は早くも服を脱ぎ始め、パンツ1枚の姿に。「国家権力クソ食らえ!」と叫びつつ机に仰向けになったかと思えば、椅子の上で立ち上がるなどの言動を見せつけた。
さらに、注目すべきは、前回のNHKの政見放送では音声が複数個所で削除されていたものの、今回に関してはそれがなかったこと。放送中には、一般的に「放送禁止用語」とされている言葉が複数回飛び出したものの、それらがカットされることはなかった。
このため、視聴者からは驚く声が続出したが、その後に続いた3番手の西本氏が登場するや、視聴者はさらなる驚きに包まれたのだった。