須藤氏、身の振り方は「全く考えておらず」
演説後には山本氏と須藤氏が記者陣の囲み取材に答えた。19年7月の参議院選挙では立憲民主党公認で比例区から出馬し、当選した須藤氏。今回の都知事選では山本氏への支持を決め、17日には離党の意向を示した。だが、立憲民主党は離党届を受理せず、保留状態になっている。当選同期の参院議員らが慰留の動きも見せるなど、扱いに苦慮する状況だ。
今後の「身の振り方」を記者に聞かれた須藤氏は、
「今、正直、身の振り方は全く考えておらず、山本太郎さんが東京都知事になることを(目指して)全力でやっている。今、この瞬間、ベストを尽くすことが、明るい未来を作ると僕は信じているので、山本太郎さんが頑張っているところで僕も全力でサポートしたい」
と語り、党の判断が出るまでは山本氏の応援を続けるとした。
一方、山本氏は須藤氏の今後について「特に私がこうしてほしいという願望はない」としつつ、
「いろいろ(須藤氏に対する)批判はありますけど、その批判は回り回って自分たちに突き刺さるブーメランだってことを分かっていらっしゃらない方がいる」
と、須藤氏の立場を擁護した。