「『感染ゼロ』は『不可能な主張』」に「個人的に同意」
北朝鮮は、国内に新型コロナウイルスの感染者はいないとの主張を続けている。だが、在韓米軍のエイブラムス司令官は20年4月にCNNなどが行ったインタビューで、
「我々が得たすべての情報に基づけば、それは不可能な主張だと言える」
と話している。
河野氏は、この発言を念頭に
「北朝鮮内の新型コロナウイルスに関する報道を読んできたが、在韓米軍の司令官が、新型コロナウイルスはすでに北朝鮮内部でも感染していると考える、と言及していたと思う。個人的に、この見方に同意する」
と話し、北朝鮮国内で感染が広がっているとの見方を示した。その上で、最近の動きと新型コロナや金正恩氏の健康問題との関連を見極めたい考えだ。
「どの程度北朝鮮内部で感染が広がっているか、最近のミサイル発射や軍事訓練が、新型コロナウイルス、金正恩氏の健康、凶作、経済の悪化から、国民の目をそらすためのものなのかどうか、見極めなければならない。明確な答えは持ち合わせていないが、個人的には、こういった可能性があると考えている」
なお、金正恩氏の健康問題については
「健康説、死亡説など、多数の報道がある。そのうちの、どこかだろう」
として評価を避けた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)