「あの国会の予算委員会の質疑は『なに、あれ?』」
小選挙区をめぐる平田氏の議論には、細野氏は反論した。
「特に衆議院の現職の場合は、それ(対話)をやらないと今勝てないので、相当、訓練を積んでいるはず。それをもっと主要な人が、閣僚になった人、総理になった人が、どんどんやる姿というのは、もっとあっていいような気がする」
だが、この見方には松井氏は否定的だ。かつての党首討論の方が、まだ「対話」があったとの見方だ。
「本当に対話をしてるんだろうか?と(思う)。それから、国会ではおよそ対話をしていない、あの国会の予算委員会の質疑は『なに、あれ?』。昔、何だかんだ言いながら、党首討論というのは、ある種2人の関係では対話があったんですよね。党首討論の一番試行の段階で最初の話は、小渕さんと鳩山さんの『冷めたピザ』という話だったんだけど、鳩山さんという方は、今はけちょんけちょんに言われてるけど、まぁ何ちゅうかユーモアのある人だったし、そういうところで少し敵対しながらもユーモアを持って相手に接しよう、みたいなところはあったし、他の政治家も、党首討論になると意外と...。最近で言うと例えば安倍さんと玉木さん(玉木雄一郎・国民民主党代表)の関係の対論は、そんなに捨てたものでもない」