解散に「お盆明けから9月」説 次の選挙が「ラストチャンス」だという意味は

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「ここでまた負けてしまうと、非常に再建が難しくなってしまう」

   課題は野党間の候補者調整だ。立憲民主党と国民民主党の合流協議は20年1月に打ち切られたが、岡田氏は両党の執行部に対して「大きな固まり」をつくって準備を急ぐように求めた。

「両党の執行部には、解散するタイミングもありうるということを真剣にとらえて、しっかりとした話し合いをしてもらいたい。執行部、特に両党のリーダーにとって、有為の人材を1人でも多く当選させるということが最大の責務。そのためにどうすればいいかということをしっかりと真剣に考えてもらいたい」

「過去20年ぐらい育ててきた人材が、あちこちで討ち死にしてしまうということは絶対避けたいし、そもそも政権交代可能な政治ということのためにも、今度の選挙はラストチャンスというか、ここでまた負けてしまうと、非常に再建が難しくなってしまうので、是非、間に合うタイミングで、しっかりとした固まりをつくってもらいたい」

   上記の発言は、岡田氏の冒頭発言で出た内容だ。記者からの質問を受ける前の段階で、ここまで強い危機感を示すのは珍しい。さらに、記者から「ラストチャンス」の意味を問われると、野党統一会派が大きく勢力を減らし、戦力の多くが永田町を去ってしまう可能性を指摘した。

「そこで(野党統一会派に)120人いる衆院議員が、かなり減る。下手すれば60~80人ぐらいになると思っているが、そういうことになると、昔の民主党で築き上げてきたものがもう1回白紙に戻ると思う。ほとんどの人が表舞台から消えてしまうわけだし...。それから、そのくらい減るときには、他の野党が増えているということだから、野党はもう1回、(勢力図を)一から作り直すことになる。また10~15年は、かかりますよね」
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