ラップバトル番組「フリースタイルダンジョン」(テレビ朝日系)が2020年6月30日深夜の放送で最終回を迎えることがわかった。
関係者からは番組終了を惜しむ声が相次いでいる。
「ラップブーム」火付け役...新型コロナにレギュラーの逮捕
2015年から放送されている。ラッパーらが即興ラップで試合(バトル)によりその腕前を競うという番組で、「ラップブーム」の火付け役ともされる。20年4月14日の放送からは新型コロナウイルスの影響で「無観客」となり、お笑い芸人らがラップを教わるという番外編や、過去のバトルの再放送などを行っていた。
レギュラー出演のラッパーらが2人逮捕されたことでも話題となった。18年1月には進行やナレーションを務めたUZIさんが、20年5月にはゲストのラッパーを毎週迎え撃つ「モンスター」や審査員を務めた「漢 a.k.a GAMI」さんが、それぞれ大麻取締法違反の疑いで逮捕されている。
テレビ朝日が公開している地上波の番組表などで、番組名の横に最終回を示す「終」がついていたことから、6月23日の深夜からツイッターの一部で話題となり、24日の夕方過ぎには「フリースタイルダンジョン」がトレンド入りとなった。
「最後の収録も出来ずに最終回か...長く関わった身としては悲しいな」
モンスターや進行を務めてきたラッパーのサイプレス上野さんも24日の午後に
「フリースタイルダンジョン、最後の収録も出来ずに最終回か...長く関わった身としては悲しいな」
と、「最後の収録」も行えないままの最終回をツイッターで惜しんだ。
テレビ朝日広報部によると、6月30日の放送で最終回を迎えることは事実とのこと。また、担当者は「次の週からは新番組『フリースタイルティーチャー』が始まります」とコメントした。