「今のFaceAppが『良い』か『ダメ』かと言えば...」
三上氏はこうした4つの論点はいずれも解決済み、あるいは大きな問題ではないとし、「現状、FaceAppの体制について特に問題はないように感じる。今のFaceAppが『良い』か『ダメ』かと言えば、『良い』と言うしかない」と見解を示す。
その一方で過去に「人種差別的なフィルターを入れたことがある」「以前の利用規約は不当なものだった」という問題があったことが、ユーザーの不信感を生んでいると指摘する。
「ネット上の情報セキュリティをめぐる問題には『安全か安心か』という論点がある。『安全』は、今見えている条件の中で判断できるもの。そういう意味で言えば現在のFaceAppは『安全』と言える。ただ、過去の問題やロシア企業が開発している点を考えると、アプリが『安心』とは言い切れない」
こうした状況の中で、FaceAppを利用するかどうかは「ユーザーの判断に問われている」とした。