ジャニーズ事務所を退所した元「NEWS」の手越祐也さんが2020年6月23日、東京都内で記者会見し、退所の経緯と今後の活動方針を明かした。報道陣の質問に答える中で、安倍晋三首相の妻・昭恵夫人との関係も語られた。
手越さんと昭恵氏をめぐっては3月下旬、大人数で私的な花見をしていたことが、満開の桜をバックにした集合写真とともに週刊誌に報じられた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため花見が自粛要請されていた中での報道だったため、手越さんも批判にさらされていた。
「昭恵さんはプライベートでもすごく良くしてくださっていて」
手越さんは会見で昭恵氏との関係について問われ「この話が出ると思わなかったので僕もビックリなんですが」としつつ、こう明かした。
「昭恵さんはプライベートでもすごく良くしてくださっていて、昭恵さんはすごくボランティアに興味がおありになる方で、すごく明るい方です。僕も根っから明るい性格というところでお会いしたところから、いろんな意見交換やボランティアの現状とか(を話した)。自粛前からボランティアにはオフレコで参加していたので、将来(ボランティアを)やっていきたいと話し合いをしていました。定期的に若手の起業家や、日本酒を世界に広めたい方、チャリティーやボランティアをしている方々とみんなで会を開いていました」
そのうえで「花見」報道についてこう語った。
「僕が昭恵さんについてどこまで話していいか分からないので線引きが難しいのですが、あれも『花見』と書いてありましたが、花見をやったわけではなく、行ったレストランの庭の桜がたまたま満開だっただけで、せっかくだからみんなで意見交換して写真撮ろうよと。桜も満開で綺麗だったので」
昭恵氏らとのこの「会」については、「コロナウイルスは日本だけじゃなく全世界のこと。落ち着いたらボランティアや世界に対して、ここから頑張っていこうよと話し合う会を、食事も含めて設けられたら」という趣旨で開催されたという。
そこで話された内容は「(会の)中での会話を僕が言っていいか分かりませんが、実際いろんな面で起業していたり職業をもっている方々なので、日本や世界が暗いこのコロナウイルスの現状を、どうやったら政治の面でも、僕らパフォーマンスの面でも明るくしていけるだろうという話を、ずっとしていましたね」という。そのうえで、報道内容と比較するように、
「そういう会が、たまたまどこからか分からないですけど(メディアに)出ちゃって、桜があったのでお花見みたいになっていましたけど、至って中身は健全というか、未来へのビジョンを語り合う会でしたね」
と問題のないことを強調した。
「あのタイミングで集まることに問題は無いのか?」
手越さんをめぐるスキャンダルの1つなだけに、本人の口から多くの言葉で語られたことについてはツイッター上で「手越くんの甘さはあるけど、しっかり答えてて応援したいと思った」と好意的な声もあった。ただ、報道で特に問題視されたのは会を開いた「時期」や「人数」であり、「理由」や「内容」ではないとする見方が多く、
「昭恵と手越らは桜を見に行ったんじゃない。意見交換をしに食事会に行ったレストランにたまたま桜があった。との事だけどあのタイミングで出かける事自体ダメじゃないって思うんだけど」
「安倍昭恵さんとの集まりの件も、そんな事聞いてるんじゃないっての。桜を見る会がどうこうじゃなくて、その時期にその人数で集まるか?って言う事でしょ。話の内容が建設的とかどうでもいいねん、手越君も昭恵さんもズレまくりやねん。もうよく分かったわ」
「手越のビジョンを共有する会...? 昭恵夫人と不要不急すぎる会でビジョンを語り合ったよって報告...?」
「新ビジネスの人脈作りや、教えを乞う方との会食は手越にとっての不要不急ではない...と? 昭恵夫人との催しも、ボランティアについての会食で、たまたま桜が咲いていただけ...ってw あのタイミングで集まることに問題は無いのか?」
と疑問を呈する声も多かった。