歌手の浜崎あゆみさん(41)の自伝的小説を実写化ドラマ化した「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)の第5回が、2020年6月20日に放送された。
ドラマでは福岡県から上京してスターを目指すアユ役を歌手の安斉かれんさん(20)、アユを発掘してスターの座に押し上げるプロデューサー・MAXマサ役を俳優の三浦翔平さん(32)がそれぞれ務める。第5回となる20日の放送では、アユが念願のデビューを1998年4月8日に果たすものの、同日にデビューした女性4人組ユニット「AXELS」と熾烈なランキング争いを繰り広げる様子などが描かれたが、中でも視聴者の注目を集めたのは、「CDの自社買い」を匂わせたシーンだった。
「これも、プロモーションなんじゃないかなー。法律違反でもないでしょう?」
AXELSのプロモーションが思うように進まず、会議室で1人机をたたく「a victory」のプロデューサー・流川翔(白濱亜嵐さん=26)。そこに現れたのは、重そうなジュラルミンケース3個を台車に乗せたマサの秘書・姫野麗香(田中みな実さん=33)だった。ジュラルミンケースを示しつつ、
「大浜社長がね、『あれ、使っていい』って。プロモーション費として」
「あれでバイトを雇って、AXELSの発売当日にCDを買いに行かせるの。10万枚以上は買えるはず」
「これも、プロモーションなんじゃないかなー。法律違反でもないでしょう?」
と誘惑する麗香に対して当初は拒絶反応を示す流川だったが、AXELSのメンバー・玉木理沙(久保田紗友さん=20)の「マサ専務のいるアユが、うらやましいです」の言葉を思い出し、翻意。「禁断の果実」に手を出した流川によって、AXELSはデビューシングルでアユに対し、2ランク上のオリコン初登場18位の戦績を収め、見事、アユに「勝利」したのだった。
その後、2ndシングル対決の際にも大浜社長からの「実弾」が届けられたが、結果はAXELSとアユは同順位の20位。そして、3ndシングルの対決では、アユ9位に対し、AXELSはなぜか50位と急落してしまったのだった。
これら、AXELSのCDの「自社買い」を匂わせるシーンについて、視聴者からは「ドラマとはいえCD自社買いとかいいんですか」といった声がツイッター上に噴出。「AXELS、自社買いがなかったらほぼ売れてないのか......」「50位...そりゃ自社買いじゃ限界来るわな」と、AXELSの「残念ぶり」に驚く声も上がった。