「寄付するのが真のサポーター」の風潮「望まない」 J2大宮・水戸に「チケット払い戻し」の本懐を聞いた

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

「公式でこれちゃんと言うたんはエライ」

   同様の文言は水戸ホーリーホックも15日、「2020シーズンパスポートの取り扱いについて」の発表で使っている。「クラブとして、根底にある考えは、(1)『観戦を希望される皆様は、制限付き開催の中でも可能な限り観戦ができるように』、(2)『払戻しをご希望の方は遠慮なく払戻しができるように』の二つです」とした後に、

「(2)について無観客試合や制限付き試合における払戻し分のご寄付について、『寄付するのが真のサポーター』という風潮はクラブとして望んでおりません。今回のコロナ禍において、皆様の置かれている状況は人によって様々です。あくまで皆さまご自身でのご判断を大事にしていただければ幸いです」

との姿勢を示した。

   水戸も、シーズンパスの継続使用(無観客試合分は払い戻しか寄付を選択、寄付の場合は税優遇制度を利用するか否かを選択)、払い戻し、払戻金の寄付(税優遇制度を利用するか否かを選択)と、複数の選択肢を用意している。

   払戻金の寄付をめぐり、クラブがオフィシャルでこうした姿勢を示すのは珍しい。インターネット上では「クラブの言い分が正しい」「こういうのをハッキリと表明するのは素晴らしいなあ」「公式でこれちゃんと言うたんはエライ」といった声があがった。

姉妹サイト