大手コンビニチェーン「セブン-イレブン」のある店舗内で、若い男性店員同士がつかみ合いになるトラブルがあり、ツイッターに動画が投稿されて騒ぎになっている。
つかみ合いは、客がいる目の前で行われており、セブン＆アイ・ホールディングスは、「お客さまにも不安を与え、お騒がせした」として謝罪した。
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店舗内でつかみ合い騒ぎが（写真はイメージ）
「止めて下さい！ 子供います、子供います」
レジの中で、制服を着た男性店員が両手でお互いの肩をつかみ、にらみながら揉み合っている。レジ前には、新型コロナウイルス対策の透明なシートが張られ、2人ともマスクをしていたが、取っ組み合って「密」な状態だ。
この18秒ほどの動画は、2020年6月18日にツイッターで投稿された。この投稿者によると、神奈川県内の店舗内でトラブルが起こり、いきなりつかみ合いが始まって驚いたという。
左側にいた茶髪の男性店員が、右側の男性店員を壁の方に押し付けて大声で叫ぶと、押し付けられた店員は、「出せって言ってんだろ！」と口答えする。
そして、この店員が突っぱねると、左側の店員も突っぱね返す。
すると、投稿者の隣にいたという別の女性客が声を上げた。
「止めて下さい！ 子供います、子供います」
子供を連れてきているので、見せたくないらしい。
この抗議を受けて、右側の店員は、「裏行けや！」と左側の店員に指示した。この店員がいなくなると、右側の店員は、客が買おうとしている商品に手を出し、会計を始めたところで動画が終わっている。
「オーナーが面談して注意喚起しており、従業員も反省」
この動画は、6月19日16時現在で70万回以上も再生されており、1万件以上リツイートされて、疑問や批判が相次いでいる。
「お客様の前でやる事かよ」「子供の前でいい大人がガチ喧嘩してたら恥ずかしくなる」「近所だったら、絶対行きたくない」...
この店員同士のトラブルについて、セブン＆アイ・ホールディングスの広報センターは19日、J-CASTニュースの取材に対し、こう説明した。
「動画のようなことがあったのは事実です。従業員同士による店舗運営上の些細な認識の違いがトラブルになったと聞いています。店のオーナーが従業員と面談して注意喚起しており、従業員も反省していると報告を受けています。お客さまにも不安を与え、お騒がせして申し訳ないと思っています。2度とこうしたことが起きないよう、従業員教育を徹底していきます」
どんな認識の違いがあったのかや、店舗があるエリア、トラブルが起きた日時などは、特定につながるため回答を差し控えたいとしている。
（J-CASTニュース編集部 野口博之）