東京都知事選(2020年6月18日告示、7月5日投開票)に立候補している現職の小池百合子氏は、オンラインによる「ウィズコロナ・ポストコロナの選挙戦」を打ち出している。
そんな小池氏がツイッターで呼びかけたハッシュタグ「#小池ゆりこに物申す」は6月19日にトレンド入りを果たした。
「サンドバッグになる覚悟で、ご批判の声にも答えてまいります」
小池氏は、18日夜に
「#東京都知事選挙2020 にあたり、私、小池ゆりこへのご質問やご意見を #小池ゆりこに物申す をつけて投稿してください。いただいたご質問やご意見に、動画でお答えしていきます。サンドバッグになる覚悟で、ご批判の声にも答えてまいります。どうぞ、お手柔らかに。。 #小池ゆりこに物申す」
と投稿。ハッシュタグを呼びかけ、「サンドバッグ」となることも覚悟の上で質問や意見・批判を受け付けている。
タグには「3年半で辞職するという公約はどうして守れなかったのか説明して下さい」「豊洲市場移転から、一年以上経ちますけど、事業家評価が発表されないのは何故ですか」といった批判や質問が数多く投稿されており、参院議員で、元都民ファーストの会所属の音喜多駿氏も「素直に『都民ファーストの会推薦』と言えば良くないですか?!」と寄せた。
このほか、他に立候補している山本太郎氏(れいわ新選組代表)の広報アカウントはユーチューブに4日投稿した「小池都知事に物申す! 公約守れたかな?チェック」という動画のURLにこのハッシュタグを付けてツイートしている。
「うれしいです。今晩、公務が終わった後に確認し、お答えしていきます」
タグは19日の5時ごろには国内トレンドで22位となり、小池都知事は
「おはようございます。今日の東京は1日雨で、少し肌寒いですね。体調管理にお気を付けください。昨晩投稿した #小池ゆりこに物申す がトレンド入り!多くの方が興味をもってくださっていること、うれしいです。今晩、公務が終わった後に確認し、お答えしていきます」
とツイート。晩の「お答え」が待たれる。
小池都知事は街頭で人が「密」となる状況などを避けるため、オンラインによる選挙戦を展開していくと12日の記者会見で話していた。立候補を届け出た18日には、選挙に向けた「小池ゆりこから都民のみなさまへ」という動画へのリンクを公開し、「オンライン第一声」として報じられている。