「人が発する熱にかなうものはない」
――ライブ・プロレス・舞台とエンタメに進出してきたところのコロナ禍は、コンテンツメーカーとして率直にいかがですか?
女子プロレス(スターダム)や人形劇(劇団飛行船)をグループ化した矢先にこれですからね。持続化給付金についても申請できるものはしていますが、これが全て通るかわかりません。条件も厳しいです。それでも何でもかんでも考えてコンテンツを作っていきたい。
花火大会も還暦配信もコロナ禍がなければ考えなかった企画です。コロナのおかげというのも変だけど、うちの企業イメージに積極的というイメージが加わったと思います。
社員にはよく、F1で前の車を抜けるチャンスってどんな時だと思う?と聞きます。僕は前の車が脱輪したりコースから抜けたような時だと思う。今がまさしくそうだと考えています。だからビジネスを停滞させる訳にはいかないのです。
――エンタメの世界でもしばらくオンラインでの取り組みが進むと思われます。それでも、生のライブの魅力はどこにあると思いますか?
やはり人が発する熱にかなうものはないし、生で魅せるものが一番お客さんに伝わります。だから当社も様々なイベントを手掛けてきたわけです。やはり観客を入れたライブの方が盛り上がりますから、我々の士気も上がります。
――以前、ブシロード15周年ライブを開催しますとツイッターで宣言していました。2022年になりますが、やはり満員で開催したいと?
15周年は満員でやりたいですね。ファンへのサービスでなく本気で思っています。2年後3年後の世界はどうなるかわかりませんが、社内の働き方も変えつつアナログとデジタル、リアルとオンラインをどうやって組み合わせていくかが今後のテーマです。
どんな状況になろうとも、あきらめずにコンテンツ発信はしていくので、期待していてください。とにかく前に進みます。
――ありがとうございます。