万全の状態で復帰することを願うばかり
東も故障で試練の時を迎えている。ルーキーイヤーの18年に11勝5敗で新人王を獲得。チームトップの勝利数で巨人戦は5勝を挙げるなどキラーぶりを発揮したが、2年目の19年1月に左肘の炎症が再発した。7試合の登板で4勝に終わり、今年2月に左肘の内側側副靱帯を損傷していることが判明。同月20日にトミー・ジョン手術を受け、今季中の復帰は絶望的となった。
開幕を目前に迎えた中で、故障による戦線離脱は上茶谷にとって大きなショックだろう。だが、焦りは禁物だ。慎重を期してリハビリしなければ完治が長引く可能性がある。右の本格派右腕として将来を嘱望されるだけに、万全の状態で復帰することを願うばかりだ。