株式会社ポケモンは2020年6月18日にYouTubeで公開された「ポケモン新作発表会」で、1999年発売のニンテンドウ64向けソフト「ポケモンスナップ」の新作にあたる「Newポケモンスナップ」(ニンテンドースイッチ向け)の開発を進めていると発表した。
ツイッター上では「まさか令和にポケモンスナップ復活するとは」と驚きの声が聞かれる中、ゲームの攻略に情熱を注ぐ「ポケモンスナップ学会」の動向にも注目が集まった。
動画サイトには「学会」のプレイ動画
ポケモンスナップはポケモンが住む島で「ゼロワン号」というビークルに乗り、野生ポケモンの姿を撮影するゲーム。撮った写真はポケモン研究者のオーキド博士に採点してもらい、アルバムに保存できる。07年には「Wii」、16年には「Wii U」のバーチャルコンソール(ダウンロード版)としても配信された。
ポケモンの様々な表情やポーズを写真に収め、鑑賞できるゲームとして人気を博したが、特に熱心なプレイヤーの集まりだとされるのが「ポケモンスナップ学会」だ。学会の公式サイトなどは見当たらないものの、動画サイトでは学会員たちが集まってゲームをプレイする動画や、ゲームのクリア速度を競うRTA(リアルタイムアタック)のイベント「RTA in Japan」に出場し、ポケモンスナップをRTAでプレイした際の動画などが確認できる。
「ニコニコ大百科」の「ポケモンスナップ学会」の記事には、学会の「会長」「副会長」の名前が記載されている。また、ゲームでの高得点獲得を目指して編み出したプレイ手法も書かれている。具体的には空など処理の少ないものを見続けることでゼロワン号の速度を上げる「処理落ち軽減法」や、リンゴが地面や壁に当たった時に反応し、落ちた先に寄って来るポケモンの習性を利用する「壁当て法」といったもので、まさに「研究成果」さながらだ。