あの「チー牛」について、すき家に聞いてみた ネットでなぜか流行語化

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本来は関係ない画像だったのが...

   「チー牛」が広まるようになったきっかけとされているのは、5ちゃんねるの掲示板「なんでも実況(ジュピター)」で18年7月19日にとあるスレッドに投稿された書き込みだ。投稿者は「ザ・陰キャって顔」の特徴を挙げ、「眼鏡」「黒髪」「子供のような髪型」「覇気のない抜けた顔」などと辛らつな言葉を並べた。この書き込みに、チーズ牛丼を注文する男性のイラストが参考画像のように添えられているのだ。

   このイラストは、その以前から存在しており、あくまで投稿者が勝手にイメージとして転載してきたものだったとみられる。にもかかわらずこの書き込みはスレッド内で「こういう顔のやつおるよな」などと反響を呼んだ。この書き込みにより、イラストの男性の外見的特徴と「チーズ牛丼」、そして「陰キャ」が結びついていく。

   書き込みは他のスレッドや掲示板にも転載されていき、やがてまとめサイトでも紹介されるようになった。あくまでイラストは「三色のチーズ牛丼」と表記しているが、すき家のメニュー・「とろ~り3種のチーズ牛丼」を指すものとしてネタにされていった。

   19年4月にはまとめサイトで「とろ~り3種のチーズ牛丼とかいう陰キャ専用牛丼」というスレッドが掲載されているように、「『陰キャ』は『チーズ牛丼』を食べる」というジョークのような風潮が醸成されていく。

   そうして「あなたはあのイラストの『陰キャ』とされる男性のような雰囲気や顔をしていそうだ」という、相手をけなすための「煽り」として「チーズ牛丼」が用いられていくようになった。

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