2020年6月中旬、ツイッターではワニと子猫の画像を組み合わせた投稿が流行した。恐ろしげなワニと可愛い子猫のギャップを活かしたネタ投稿が相次いだが、その子猫の「身元」は韓国のYouTubeチャンネル「CreamHeroes(クリームヒーローズ)」で人気の猫だった。ところがこの猫たちは、今「お家騒動」に見舞われていた。
7匹の猫が同居、グッズも展開
クリームヒーローズは2017年1月16日にチャンネル登録され、現在までの動画の累計再生回数は11億回を超えている。20年6月までに7匹の猫が動画に「出演」し、投稿者の「執事」さんに飼われ、グッズも発売されるほどの人気になっている。うち1匹がキジトラ柄の「LuLu(ルル)」という猫で、最近の日本のツイッターで流行したワニと猫を組み合わせた投稿に使われた。
韓国語のみならず日本語版の動画も作られて人気のチャンネルになっていたが、2020年3月19日に執事さんから「크집사(執事)」名義の別のチャンネルで「じゃあね、クリームヒーローズ」という動画が投稿された。
その内容は、執事さんが投稿したコメントを翻訳すると、「クリームヒーローズのチャンネルは今後新しい代表者により運営されますが、どのような方向性になるかはわかりません」「チャンネル譲渡で得たお金は、全額韓国猫保護機構に寄付しました。チャンネル登録者の皆さんに深く感謝します」「最後に、私はもうクリームヒーローズのグッズを制作しません。しかし、私は2021年まで(猫との)日記をつけると言った責任があります。それはもうクリームヒーローズの名前で作ることはできないので、新しい名前で作ります。その経過はYouTubeのClaireチャンネルや私のインスタグラムやSNSで更新していきます」とのことである。(※すべて編集部訳)