モデルの水原希子さんは2020年6月16日にツイッターを更新し、自身の国籍と絡めた一般人のツイートに対して「私がいつ日本人感出しましたか?日本国籍じゃなかったら何か問題ありますか?」と反応した。
水原さんは過去にアメリカ国籍であることを公言している。
「29年間、日本で育って...」
アメリカ人の父と韓国人の母を持つ水原さんは、幼少期の頃にアメリカから日本に移り住んでいる。12年9月には自身のツイッターで「アメリカ国籍」と公言。18年3月7日放送の「NEWS ZERO」(日本テレビ系列)でのインタビューでは、
「自分を隠すようなことをしてきた。バックグラウンドを受け入れられなくて、恥ずかしいと思っちゃっていた」
と自身のルーツについて悩んだ過去を明かしている。
そうした中、15日に一般のツイッターユーザーが、水原さんの国籍に言及し「これ以上何かやるなら日本人感を出すのをやめてほしいと思う。毎度、私が日本の女性の代表感出すのが言ってることの是非でなく国籍的に引っかかることしかない」とツイート。
これに対し水原さんは「私がいつ日本人感出しましたか?日本国籍じゃなかったら何か問題ありますか?」と問いかけ、
「29年間、日本で育って、日本で教育を受けてきました。何が問題なのか全く分かりません」
と主張した。
「全ての人に自分を理解してもらうのは難しい」
水原さんはこれまでも自身のルーツや人種問題に関わるツイートを積極的に発信している。17年9月には「全ての人に自分を理解してもらうのは難しい事かもしれない。でも、この世の中で私の事を理解してくれている人がこんなにもたくさんいるという事に気づく事ができました。一日も早く、この世の中の人種や差別などへの偏見がなくなってほしい」と投稿した。
また、20年1月には在日コリアンに対するヘイトスピーチ、ヘイトクライムに抗議する署名に、「悪質な人種差別、在日コリアンに対してのヘイトに心が痛みます。どこに生まれても私達はみんな同じ地球人」と賛同を呼びかけていた。
今回の発言も注目を浴び、6月16日正午時点で、発言にある「日本人感」がツイッターの国内トレンド10位にランクインしている。