「巨人の打撃陣は何も問題ないと思います」
「打撃では、鈴木選手を中心に破壊力のあるオーダーだと思います。トップバッターの田中選手の復活にも注目したいところです。昨シーズンは、試合の後半にひっくり返されることが多かったので、救援陣の整備が出来ればと思います。スコット投手、フランスア投手、中崎投手に加えて今村投手で、7、8、9回をしっかり抑えることが出来れば上を狙えると思います。横浜との差は先発陣の差。横浜の方が一枚上に感じます」(齊藤氏)
3位は昨シーズン、リーグ優勝を果たした巨人とした。原政権の2年目となる今シーズンは、外国人選手が大きく入れ替わり、山口俊投手(32)がMLBブルージェイズに移籍。新戦力のエンジェル・サンチェス投手(30)は未知数で、先発陣の枚数に不安を残す。一方、野手ではヘラルド・パーラ外野手(33)が新たに加入し、ベテラン中島宏之内野手(37)が復活の兆しを見せ、若手が台頭している。
「巨人の打撃陣は何も問題ないと思います。ただ、パーラが本来の力を出し切れていない感じがします。先発陣に目を向けると、安定感があるのは菅野投手一人しかいない状態です。田口投手は調子が良さそうですが、サンチェス投手の力はまだ分かりません。メルセデス投手がどこまで投げてくれるか。そして貯金を作れるか。戸郷投手は若さでいけると思いますが、先発の枚数を6枚きっちりと揃えることが出来るかにかかってくると思います」(齊藤氏)