プロ野球のセ・パ公式戦が2020年6月19日にいよいよ開幕する。今シーズンは新型コロナウイルスの影響で開幕が約3カ月延び、試合数は120試合に短縮して行われる。
プロ野球ファンが待ちに待った開幕。J-CASTニュース編集部は、横浜大洋、ベイスターズで投手として活躍し、現役引退後は横浜ベイスターズの投手コーチを務めた齊藤明雄氏(65)に今シーズンのセ・リーグの順位を予想してもらった。
「佐野選手、オースティン選手の2人で十分に穴は埋められる」
齊藤氏が2020年シーズンのセ・リーグ優勝チームとしたのはDeNAだ。昨シーズンは1位の巨人に5.5ゲーム差の2位に終わり、クライマックスシリーズ(CS)では、ファーストステージでリーグ3位の阪神に1勝2敗で敗退。監督に就任して5年目を迎えるアレックス・ラミレス監督(45)の悲願はなるのか。
「外国人枠が4人から5人に増えたのは横浜にとって大きな追い風になるでしょう。野手の3人を入れて、パットン投手、エスコバー投手の2人を入れることができる。ピープルズ投手を先発で起用する場合は、調子の良くない選手を外せばいいわけですから。投手陣では、右肘に炎症をおこした上茶谷投手が少し心配ですが、先発の枚数も揃っていますし、安定感があります。野手でいえば、筒香選手が抜けましたが、佐野選手、オースティン選手の2人で十分に穴は埋められるでしょう」(齊藤氏)
齊藤氏が2位に予想したのが広島だ。昨シーズンはリーグ連覇を逃して4年ぶりのBクラスに転落。2015年から5年間チームの指揮を執った緒方孝市監督(51)が19年シーズン限りで退任し、佐々岡真司・1軍投手コーチ(52)が新監督に就任した。MLBを目指した菊池涼介内野手(30)がチームに残留し、FA(フリーエージェント)での移籍もなかったため昨シーズンとほぼ同様の戦力が整っている。